接着剤組成物および部品を基材に取り付けるための方法
专利摘要:
ソーラーモジュールを基材に取り付けるための感圧接着剤組成物は、硬化していないゴム状ポリマーの混合物、少なくとも1つのタッキファイヤーまたは硬化剤の混合物、およびポリブテンホモポリマーを含む。当該タッキファイヤーは、フェノールのタッキファイヤー樹脂を含み、当該硬化剤の混合物は、硬化促進剤、硫黄活性剤、および硬化加硫剤のうち少なくとも1つを含む。当該組成物は、硬化していない場合は、初期粘着性を示し、硬化した場合は、高い強度を示す。当該組成物は、その場で、基材上で硬化する。 公开号:JP2011516669A 申请号:JP2011503175 申请日:2009-04-02 公开日:2011-05-26 发明作者:ビバリー ジマーマン;デニス ブース;シャロン ルーミス 申请人:アデコ プロダクツ インコーポレイテッド; IPC主号:C09J201-00
专利说明:
[0001] (関連出願の相互参照) 本願は2008年4月2日に出願された米国仮特許出願第61/041,760号の利益を主張するものである。上記出願の開示は参照によって本願明細書に組み込まれる。] [0002] 本発明は、接着剤組成物および部品を基材に取り付けるための方法に関し、特に、通常の熱サイクル下で、適所で硬化する、部品を基材に取り付けるための感圧接着化合物に関する。] 背景技術 [0003] この項の記載は、本願の開示に関連する背景の情報を与えるものに過ぎず、先行技術を構成してもよく、構成しなくてもよい。] [0004] 太陽光発電(photovoltaic solar)モジュール、ソーラープレアセンブリ(solar preassemblies)、屋根膜、修理パッチもしくはシームパッチ(seam patches)、および機械設備を含む(しかし、これらに制限されない)様々な部品、または他の部品は、通常、屋根および他の基材に直接取り付ける。これらの様々な部品を屋根基材に固定する、1つの一般的な方法としては、メカニカルファスナー(ネジまたはボルトなど)の使用が挙げられる。しかし、これらのメカニカルファスナーは、高価であり、かつ、基材を貫通する可能性があり、これは、例えば、屋根への水の浸入をもたらす可能性がある。例えば、基材がソーラープレアセンブリである場合、水の浸入は、太陽電池を破損させる可能性がある。別のメカニカルファスナーによる方法としては、部品を押さえつけるためのバラストの使用が挙げられる。しかし、バラストは、屋根基材への負荷を増大させる可能性がある。] [0005] 部品を屋根基材に固定させる別の方法としては、化学薬品または他の薬剤の使用が挙げられる。例えば、高温では、液体、または、ほぼ液体であるが、冷却時には硬化する、ホットメルト接着剤(例えば、アスファルト)を使用できる。しかし、ホットメルト接着剤は、各現場に運ばなければならない、特殊な機器の使用を必要とする。屋根材または部品は、2つの部品がずっと接着するために、接着剤がまだ熱い間に、接合させなければならない。現場で混合する2成分の液体もまた、使用される。2成分の液体は、特殊な機器の使用を必要とし、適切な施用を達成するために、硬化が適切な時間枠で生じる環境条件に大きく依存する。押出テープまたは押出プロファイルを使用でき、ホットメルトまたは2成分の液体の系よりも利点が得られる。テープは、現場で特殊な機器を必要とせず、作業人員(application personnel)に必要な訓練も少なく、瞬間的な接着性を与える。しかし、非硬化性のテープは、凹凸の周囲を流れないか、または、長期間の耐久性に必要とされる限界特性を示さない。例えば、アクリル、ブチルゴム、ハロブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、EPDMゴム、天然ゴム、および他の公知の非硬化系は、屋根における環境に要求される、必要な特性を与えない。最初は柔らかい特性から移行して、硬い特性を与える接着剤を得るための1つの解決策には、カプセル型硬化剤の使用が含まれる。カプセル型硬化剤は、屋根材への塗布の間の、カプセルの材料の物理的な破壊を必要とする。この破壊は、最小限の物理的圧力レベルをテープに加えて、カプセル型硬化剤を砕くことが要求される。しかし、塗布の間に、圧力を不均等にかけると、接着剤中に不整合な特性をもたらし、散発的な破損が生じる可能性がある。これらの硬化剤はまた、イソシアネートまたは過酸化物などの有毒な化学薬品の使用を必要とする可能性がある。] 発明が解決しようとする課題 [0006] 従って、部品を基材に固定するように使用できる、感圧接着剤の技術に対するニーズがある。感圧接着剤は、最初は柔らかく、または粘着性であり、初期接着性を促進させなければならず、所定の位置で、硬化条件(hard condition)に対する追加工程なしに、硬化できなければならない。さらに、当該接着剤組成物は、耐候性および強度の基準(紫外線被曝、凍結融解サイクル、雨、雪、みぞれ、およびあられへの曝露、風揚力(wind uplift forces)、ならびに極端な温度への抵抗性など)に適合しなくてはならない。] 課題を解決するための手段 [0007] 本発明は、感圧接着剤組成物および部品を基材に取り付けるための方法を提供する。当該組成物は、硬化していないゴム状ポリマー混合物、少なくとも1つのタッキファイヤーまたは硬化剤の混合物、およびポリブテンホモポリマーを含む。当該タッキファイヤーは、フェノールのタッキファイヤー樹脂を含み、当該硬化剤の混合物は、硬化促進剤、硫黄活性剤(sulfur activator)、および硬化加硫剤(curing vulcanizing agent)のうち少なくとも1つを含む。当該組成物は、硬化していない場合は、初期粘着性を示し、硬化した場合は、高い強度を示す。当該組成物は、その場で、基材上で硬化する。] [0008] 1つの実施態様では、硬化していないゴム状ポリマーの混合物は、約10重量%〜約60重量%の量で存在し、少なくとも1つのタッキファイヤーは、約5重量%〜約25重量%の量で存在し、硬化剤の混合物は、約1重量%〜約6重量%の量で存在し、ポリブテンホモポリマーは、約20重量%〜約60重量%の量で存在する。] [0009] 別の実施態様では、当該硬化していないゴム状ポリマーの混合物は、約10重量%〜約60重量%の量で存在し、当該硬化剤の混合物は約1重量%〜約6重量%の量で存在し、当該ポリブテンホモポリマーは、約20重量%〜約60重量%の量で存在する。] [0010] さらに別の実施態様では、当該硬化していないゴム状ポリマーの混合物は、約10重量%〜約60重量%の量で存在し、当該少なくとも1つのタッキファイヤーは、約5重量%〜約25重量%の量で存在し、当該ポリブテンホモポリマーは、約20重量%〜約60重量%の量で存在する。] [0011] さらに別の実施態様では、2つの異なる分子量のポリイソブチレンは、約100,000超の粘度平均分子量を有する第1のポリイソブチレン、および約100,000未満の粘度平均分子量を有する第2のポリイソブチレンを含む。] [0012] さらに別の実施態様では、硬化促進剤は、テトラメチルチウラムジスルフィドおよびベンゾチアジルジスルフィドを含み、硫黄活性剤は、酸化亜鉛を含み、硬化加硫剤は、硫黄を含む。] [0013] さらに別の実施態様では、当該感圧接着剤組成物は、可塑剤を含む。] [0014] さらに別の実施態様では、当該可塑剤は、パラフィン系プロセス油を含む。] [0015] さらに別の実施態様では、当該感圧接着剤組成物は、少なくとも1つのフィラーおよびレオロジー調整剤(rheology modifier)を含む。] [0016] さらに別の実施態様では、当該フィラーおよびレオロジー調整剤は、炭酸カルシウム、タルク、およびフュームドシリカのうち1つ以上からなる群から選択される。] [0017] さらに別の実施態様では、当該感圧接着剤組成物は、乾燥剤を含む。] [0018] さらに別の実施態様では、当該乾燥剤は、酸化カルシウムを含む。] [0019] さらに別の実施態様では、当該感圧接着剤組成物は、酸化防止剤を含む。] [0020] さらに別の実施態様では、当該酸化防止剤は、テトラキスメチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロ−シンナメート)メタンを含む。] [0021] さらに別の実施態様では、当該感圧接着剤組成物は、紫外線吸収剤を含む。] [0022] さらに別の実施態様では、当該紫外線吸収剤は、カーボンブラックを含む。] [0023] さらに別の実施態様では、当該感圧接着剤組成物は、安定剤を含む。] [0024] さらに別の実施態様では、当該安定剤は、テトラクロロ−p−ベンゾキノンを含む。] [0025] 当該感圧接着剤組成物のさらなる実施態様では、約10重量%〜約60重量%の量で存在する、硬化していないゴム状ポリマーの混合物、約5重量%〜約25重量%の量で存在する少なくとも1つのタッキファイヤーまたは約1重量%〜約5重量%の量で存在する、硬化剤の混合物、当該タッキファイヤーは、フェノールのタッキファイヤー樹脂を含み、当該硬化剤の混合物は、硬化促進剤、硫黄活性剤、および硬化加硫剤のうち少なくとも1つを含み、ならびに約20重量%〜約60重量%の量で存在するポリブテンホモポリマーを含む。] [0026] 1つの実施態様では、当該感圧接着剤組成物は、約1重量%〜約5重量%の量で存在する可塑剤を含む。] [0027] さらに別の実施態様では、当該感圧接着剤組成物は、約1重量%〜約5重量%の量で存在する少なくとも1つのフィラーおよびレオロジー調整剤を含む。] [0028] さらに別の実施態様では、当該感圧接着剤組成物は、約2重量%〜約8重量%の量で存在する乾燥剤を含む。] [0029] さらに別の実施態様では、当該感圧接着剤組成物は、約0.1重量%〜約0.5重量%の量で存在する酸化防止剤を含む。] [0030] さらに別の実施態様では、当該感圧接着剤組成物は、約2重量%〜約5重量%の量で存在するカーボンブラックを含む。] [0031] さらに別の実施態様では、当該感圧接着剤組成物は、約0.1重量%〜約0.5重量%の量で存在する安定剤を含む。] [0032] さらに別の実施態様では、当該硬化していないゴム状ポリマーの混合物は、エチレン・プロピレン・ノルボルエナジンターポリマー、エチレン・プロピレン・ジシクロペンタジエンターポリマー、エチレン・プロピレン・ヘキサジエンターポリマー、クロロブチルゴム、ポリイソブチレン、ハロゲン化ブチルゴム、ならびにp−メチルスチレンおよびイソブチレンのハロゲン化コポリマーからなる群から選択される。] [0033] さらに別の実施態様では、当該硬化していないゴム状ポリマーの混合物は、約1重量%〜約5重量%の量で存在するエチレン・プロピレン・ノルボルエナジンターポリマーまたはエチレン・プロピレン・ジシクロペンタジエンターポリマー、約2重量%〜約10重量%の量で存在するエチレン・プロピレン・ヘキサジエンターポリマー、約5重量%〜約25重量%の量で存在するクロロブチルゴム、および約2重量%〜約10重量%の量で存在する第1のポリイソブチレンを含む。] [0034] さらに別の実施態様では、当該第1のポリイソブチレンは、約100,000超の粘度平均分子量を有する。] [0035] さらに別の実施態様では、当該感圧接着剤組成物は、約100,000未満の粘度平均分子量を有し、約0.1重量%〜約3重量%の量で存在する第2のポリイソブチレンを含む。] [0036] さらに別の実施態様では、当該感圧接着剤組成物は、硬化していない場合は、約5ポンド毎平方インチ(psi)(約34kPa)〜約40psi(約275kPa)の引っ張り強さを有し、硬化している場合は、約50psi(約344kPa)〜約100psi(約687kPa)の引っ張り強さを有する。] [0037] 基材に接着するためのアセンブリもまた、提供される。当該アセンブリは、底表面、部品の底表面の少なくとも一部分の上に配置される接着剤層を有する部品を含み、当該接着剤層は、約10重量%〜約60重量%の量で存在する、硬化していないゴム状ポリマーの混合物、約5重量%〜約25重量%の量で存在する少なくとも1つのタッキファイヤーまたは約1重量%〜約5重量%の量で存在する硬化剤の混合物、当該タッキファイヤーは、フェノールのタッキファイヤー樹脂を含み、当該硬化剤の混合物は、硬化促進剤、硫黄活性剤、および硬化加硫剤のうち少なくとも1つを含み、ならびに約20重量%〜約60重量%の量で存在するポリブテンホモポリマーを有する。剥離ライナーは、当該接着剤層を覆って配置され、当該剥離ライナーは、当該接着剤層から取り外すことができる。当該接着剤層は、当該接着剤層が、当該基材に取り付けられた後に硬化する。当該接着剤層は、当該基材に室温で塗布された24時間後に、約20ポンド毎平方インチ(約137kPa)〜約30ポンド毎平方インチ(約206kPa)の剥離強度を有する。] [0038] 当該感圧接着剤組成物は、基材上に塗布される前は硬化しておらず、約5ポンド毎平方インチ(psi)(約34kPa)〜約40psi(約275kPa)の引っ張り強さを有する。一旦所定の位置に置かれると、当該組成物は、基材の通常の熱環境または太陽熱の下で、約50psi(約344kPa)〜約100psi(約687kPa)の引っ張り強さまで硬化し、固まる。] [0039] 適用性のさらなる範囲は、本願明細書によって与えられる記載から明らかとなるだろう。記載ならびに具体的な実施例および実施態様は、例証目的のみを意図し、本発明の開示の範囲を制限することを意図していないことが理解されるはずである。] 図面の簡単な説明 [0040] 代表的な屋根基材と代表的なソーラーモジュールとの間に位置する、本発明の原理による接着剤層の実施態様の断面図。 本発明の原理による接着剤層を有するソーラーモジュールの実施態様の断面図。] [0041] 下記は、本質上、単なる例示に過ぎず、本発明の開示、適用、または使用を制限することを意図していない。] [0042] 図1を参照すると、代表的な基材12と代表的な部品14との使用における、本発明の原理による接着剤層10が図示されている。基材12は、好ましくは、建物の屋根であるが、他の基材が、本発明の範囲から逸脱することなく使用できる(複数の太陽電池を支えるための裏打ちシートなど)。基材12は、様々な組成物(例えば、エチレン・プロピレン・ジエン・ターポリマー(EPDM)、熱可塑性オレフィン(TPO)、ポリ塩化ビニル(PVC)、スチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)改質ビチューメン、アタクティック・ポリプロピレン(APP)改質ビチューメン、亜鉛めっき鋼、アルミニウム、ステンレス鋼、およびフッ化ポリビニリデン(PVDF)、すなわち、KYNAR(商標)で被覆された鋼を含む塗装鋼など)から構成されていてもよい。基材12は、外表面16を含む。] 図1 [0043] 部品14は、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な形態を採ってもよい。例えば、部品14は、裏材(backing substrate)(図示せず)に取り付けられた、少なくとも1つの太陽電池(図示せず)を一般的に含むソーラーモジュールであってもよい。本発明とともに使用するための代表的な太陽電池としては、テルル化カドミウム(Cd−Te)の層を有する薄膜電池、アモルファスシリコン、または、ゲルマニウムもしくは別の基材の上に被着されたラミネートフィルムもしくはガリウム砒素に埋め込まれた、銅−インジウム−ジセレニド(CuInSe2)もしくは結晶性シリコンウェハが挙げられるが、これらに限定されない。当該太陽電池は、当該太陽電池に当たる太陽光から電流を発生させるように作用可能である。当該裏材は、その強度および耐候性のために選択される多数の物質から構成されていてもよい。部品14の他の例としては、ソーラープレアセンブリ、屋根膜および他の屋根材、修理パッチもしくはシームパッチ、ならびに機械設備、または他の機械的部品もしくは装置が挙げられるが、これらに限定されない。] [0044] 次に、図2においては、接着剤層10は、好ましくは、部品14の片側に位置する。剥離ライナー18は、接着剤層10を覆う。剥離ライナー18は、部品14の運搬および取り扱いの間に、接着剤層10を保護するように作用可能である。剥離ライナー18は、部品14を基材12に取り付ける前に、接着剤層10から取り除くように操作可能である。] 図2 [0045] 図1および2を合わせて参照し、部品14を基材12に取り付ける方法をこれから記載する。第1に、第1の剥離ライナー18が、接着剤層10から取り除かれる。次いで、部品14は、基材12の上面16上でプレスされるか、または圧延される。この時点では、接着剤層10は硬化しておらず、従って、「つかみ取る(grab)」ほどに十分柔らかく、すなわち、基材12の外表面16に、即時に接着性を与える。硬化していない状態では、当該接着剤層は、約5psi(約34kPa)〜約40psi(約275kPa)の引っ張り強さを有する。基材12の外表面16に迅速に接着する、この能力は、接着するのが困難な物質(例えば、顆粒化された改質ビチューメンなど)から基材12が構成される場合に特に有用である。本発明の組成物は、凹凸および表面の顆粒の周囲で流動し、顆粒の下の基材12の外表面16に付着するようになる。流動せず、下部のビチューメン表面と接触しない接着剤は、顆粒に接着性を与えるだけだろう。これらの顆粒は、ビチューメンのシートに緩く接着するのみであり、表面から容易に引き離すことができるため、適切な接着性が得られない可能性がある。] 図1 [0046] 一旦所定の位置に置かれると、柔らかい接着剤層10は、基材12の通常の環境からの熱によって、所定の位置で硬化する。より具体的には、組成物のポリマーは、その場で接着剤組成物層10を固めるために、加硫または架橋される。硬化した、固まった組成物として、本発明の接着剤層10は、より大きな剪断特性を示し、屋根材が曝される昇温下では流動しない。固まった、または硬化した接着剤層10は、好ましくは、約50psi(約344kPa)〜約100psi(約687kPa)の引っ張り強さを有する。] [0047] 別の実施態様では、接着剤層10は、剥離ライナー18のうちの1つ以上の上で筒状に巻かれた押出テープの形態で作られる。次いで、接着剤層10は、基材12または部品14のいずれかに塗布される。次いで、部品14は、基材12上にプレスされる。次いで、接着剤層10は、上記の通り、基材12の環境の作動温度下で所定の位置で硬化する。] [0048] 上記の通り、接着剤層10は柔らかく、最初は粘着性であるが、高い初期強度を有する。また、接着剤層10の組成は、上記の様々な種類の基材12、およびソーラーモジュール14に接着することができる一方、必要な耐候性および強度の基準(紫外線被曝への抵抗性、凍結融解サイクルへの抵抗性、雨、雪、みぞれ、およびあられへの曝露への抵抗性、風揚力への抵抗性、ならびに極端な温度への抵抗性、など)を示す。] [0049] 本発明の1つの態様によれば、接着剤層10は、硬化していないゴム状ポリマーの混合物、ならびに少なくとも1つのタッキファイヤーおよび/または硬化剤の混合物を含む感圧接着剤組成物からなる。1つの実施態様では、本発明の接着剤組成物は、約10重量%〜約60重量%の量で存在する、硬化していないゴム状ポリマーの混合物、約5重量%〜約25重量%の量で存在する少なくとも1つのタッキファイヤーまたは約1重量%〜約5重量%の量で存在する、硬化剤の混合物、および約20重量%〜約60重量%の量で存在するポリブテンホモポリマーを含む。当該接着剤組成物はまた、好ましくは、可塑剤、脱水剤(water scavengers)または乾燥剤、酸化防止剤、フィラーおよびレオロジー調整剤、着色剤およびUV吸収剤、ならびに安定剤を含む、他の構成成分を含む。] [0050] 当該硬化していないゴム状ポリマーの混合物は、エチレン・プロピレン・ノルボルエナジンまたはジシクロペンタジエンのターポリマー、エチレン・プロピレン・ヘキサジエンターポリマー、クロロブチルゴム、および2つの異なる分子量のポリイソブチレンを含む。当該ポリイソブチレンは、好ましくは、約100,000超の粘度平均分子量を有する第1のポリイソブチレン、および約100,000未満の粘度平均分子量を有する第2のポリイソブチレンを含む。当該硬化していないゴム状ポリマーは、組成物に、強度および接着性を与える。さらに、当該クロロブチルゴムは、硬化の間に、ポリマー混合物の架橋部として作用する。これらの硬化していないゴムポリマーの化学誘導体、および組み合わせも使用してもよい(例えば、ハロゲン化ブチルゴムまたはp−メチルスチレンおよびイソブチレンのハロゲン化コポリマー)。] [0051] 当該タッキファイヤーは、好ましくは、ポリブテンホモポリマーおよびフェノールのタッキファイヤー樹脂からなる。当該ポリブテンホモポリマーはまた、接着促進剤としても作用する。これらのタッキファイヤーの化学誘導体、および組み合わせもまた、本発明の範囲から逸脱することなく、組成物中で使用してもよい。] [0052] 硬化剤の混合物は、好ましくは、硬化促進剤、硫黄活性剤、および硬化加硫剤のうち1つ以上からなる。代表的な硬化促進剤は、テトラメチルチウラムジスルフィドおよびベンゾチアジルジスルフィドを含む。代表的な硫黄活性剤は、酸化亜鉛を含む。代表的な硬化加硫剤は、硫黄を含む。これらの硬化促進剤、硫黄活性剤、および硬化加硫剤の化学誘導体、および組み合わせもまた、本発明の範囲から逸脱することなく、組成物中で使用してもよい。] [0053] 本発明の組成物における使用に適した可塑剤としては、パラフィン系プロセス油が挙げられるが、これに限定されない。可塑剤の化学誘導体、および組み合わせもまた、本発明の範囲から逸脱することなく、組成物中で使用してもよい。] [0054] 本発明の組成物における使用に適したフィラーおよびレオロジー調整剤としては、炭酸カルシウム、タルク、およびフュームドシリカのうち1つ以上が挙げられるが、これらに限定されない。これらのフィラーおよびレオロジー調整剤の化学誘導体、および組み合わせもまた、本発明の範囲から逸脱することなく、組成物中で使用してもよい。] [0055] 本発明の組成物における使用に適した脱水剤としては、酸化カルシウムが挙げられるが、これに限定されない。酸化カルシウムの化学誘導体、および組み合わせもまた、本発明の範囲から逸脱することなく、組成物中で使用してもよい。] [0056] 本発明の組成物における使用に適した酸化防止剤としては、テトラキスメチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロ−シンナメート)メタンが挙げられるが、これに限定されない。相溶性の酸化防止剤の化学誘導体、および組み合わせもまた、本発明の範囲から逸脱することなく、組成物中で使用してもよい。] [0057] 本発明の組成物における使用に適した着色剤および紫外線吸収剤としては、カーボンブラックが挙げられるが、これに限定されない。相溶性の着色剤およびUV吸収剤の化学誘導体、および組み合わせもまた、本発明の範囲から逸脱することなく、組成物中で使用してもよい。] [0058] 本発明の組成物における使用に適した安定剤としては、テトラクロロ−p−ベンゾキノンが挙げられるが、これに限定されない。相溶性の安定剤の化学誘導体、および組み合わせもまた、本発明の範囲から逸脱することなく、組成物中で使用してもよい。] [0059] 本発明がより容易に理解されるために、本発明を例証することを目的とした(しかし、本発明の範囲を制限することを目的としていない)下記の実施例に参照がなされる。] [0060] ] [0061] 本発明の組成物を、Sika 68に対して試験した。結果を下記のチャートにまとめた。] [0062] ] [0063] 本発明の組成物は、室温で少なくとも350グラム/cm、70セルシウス度で少なくとも150グラム/cmの剥離強度を示し、70セルシウス度で少なくとも23グラム/cm2の静荷重を、好ましくは最低96時間の間、支持する。上記の通り、当該組成物は、最初は硬化しておらず、約5psi(約34kPa)〜約40psi(約275kPa)の引っ張り強さを有する。当該組成物の完全硬化は、基材12上に配置した後に生じる。昇温へのさらなる曝露が、当該組成物の接着性、強度、または静荷重抵抗性を変化させないときに、完全硬化は達成される。完全に硬化した組成物は、約40psi(約275kPa)〜約100psi(約687kPa)の引っ張り強さを有する。上記の組成物は、その硬化能(cure potential)を介して、特性の適切なバランスに寄与するポリマーの混合物である。ポリイソブチレンゴムは、硬化能を有さず、従って、ポリマー希釈剤として作用する。エチレン・プロピレン・ターポリマーは、10%もの不飽和レベルを有する。] [0064] 本発明は、アメリカ保険業者安全試験所およびIEC規格によって要求される、経時変化(ageing)後の特性を維持する。] 実施例 [0065] 本発明における記載は、本質上、単なる例示に過ぎず、本発明の要旨から逸脱しない変形は、本発明の範囲内であることが意図される。このような変形は、本発明の趣旨および範囲からの逸脱であるとは扱われない。]
权利要求:
請求項1 エチレン・プロピレン・ノルボルエナジンターポリマーまたはエチレン・プロピレン・ジシクロペンタジエンターポリマー、エチレン・プロピレン・ヘキサジエンターポリマー、クロロブチルゴム、およびポリイソブチレンを含む、硬化していないゴム状ポリマーの混合物、少なくとも1つのタッキファイヤーおよび硬化剤の混合物であって、前記タッキファイヤーは、フェノールのタッキファイヤー樹脂を含み、前記硬化剤の混合物は、硬化促進剤、硫黄活性剤、および硬化加硫剤を含む少なくとも1つのタッキファイヤーおよび硬化剤の混合物、ならびにポリブテンホモポリマー、を含む感圧接着剤組成物。 請求項2 前記硬化していないゴム状ポリマーの混合物は、約10重量%〜約60重量%の量で存在し、前記少なくとも1つのタッキファイヤーは、約5重量%〜約25重量%の量で存在し、前記硬化剤の混合物は、約1重量%〜約6重量%の量で存在し、前記ポリブテンホモポリマーは、約20重量%〜約60重量%の量で存在する請求項1記載の感圧接着剤組成物。 請求項3 前記硬化していないゴム状ポリマーの混合物は、約10重量%〜約60重量%の量で存在し、前記硬化剤の混合物は、約1重量%〜約6重量%の量で存在し、前記ポリブテンホモポリマーは、約20重量%〜約60重量%の量で存在する請求項1記載の感圧接着剤組成物。 請求項4 前記硬化していないゴム状ポリマーの混合物は、約10重量%〜約60重量%の量で存在し、前記少なくとも1つのタッキファイヤーは、約5重量%〜約25重量%の量で存在し、前記ポリブテンホモポリマーは、約20重量%〜約60重量%の量で存在する請求項1記載の感圧接着剤組成物。 請求項5 前記ポリイソブチレンは、約100,000超の粘度平均分子量を有し、前記組成物は、約100,000未満の粘度平均分子量を有するポリイソブチレンをさらに含む請求項1記載の感圧接着剤組成物。 請求項6 前記硬化促進剤は、テトラメチルチウラムジスルフィドおよびベンゾチアジルジスルフィドを含み、前記硫黄活性剤は、酸化亜鉛を含み、前記硬化加硫剤は、硫黄を含む請求項1記載の感圧接着剤組成物。 請求項7 可塑剤をさらに含む請求項1記載の感圧接着剤組成物。 請求項8 前記可塑剤は、パラフィン系プロセス油を含む請求項7記載の感圧接着剤組成物。 請求項9 少なくとも1つのフィラーおよびレオロジー調整剤をさらに含む請求項1記載の感圧接着剤組成物。 請求項10 前記フィラーおよびレオロジー調整剤は、炭酸カルシウム、タルク、およびフュームドシリカのうち1つ以上からなる群から選択される請求項9記載の感圧接着剤組成物。 請求項11 乾燥剤をさらに含む請求項1記載の感圧接着剤組成物。 請求項12 前記乾燥剤は酸化カルシウムを含む請求項11記載の感圧接着剤組成物。 請求項13 酸化防止剤をさらに含む請求項1記載の感圧接着剤組成物。 請求項14 前記酸化防止剤はテトラキスメチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロ−シンナメート)メタンを含む請求項13記載の感圧接着剤組成物。 請求項15 紫外線吸収剤をさらに含む請求項1記載の感圧接着剤組成物。 請求項16 前記紫外線吸収剤は、カーボンブラックを含む請求項15記載の感圧接着剤組成物。 請求項17 安定剤をさらに含む請求項1記載の感圧接着剤組成物。 請求項18 前記安定剤はテトラクロロ−p−ベンゾキノンを含む請求項17記載の感圧接着剤組成物。 請求項19 約10重量%〜約60重量%の量で存在する、硬化していないゴム状ポリマーの混合物、約5重量%〜約25重量%の量で存在する少なくとも1つのタッキファイヤー、および約1重量%〜約5重量%の量で存在する硬化剤の混合物であって、前記タッキファイヤーは、フェノールのタッキファイヤー樹脂を含み、前記硬化剤の混合物は、硬化促進剤、硫黄活性剤、および硬化加硫剤を含む少なくとも1つのタッキファイヤーおよび硬化剤の混合物、ならびに約20重量%〜約60重量%の量で存在するポリブテンホモポリマー、を含む感圧接着剤組成物。 請求項20 前記硬化促進剤は、テトラメチルチウラムジスルフィドおよびベンゾチアジルジスルフィドを含み、前記硫黄活性剤は、酸化亜鉛を含み、前記硬化加硫剤は、硫黄を含む請求項19記載の感圧接着剤組成物。 請求項21 約1重量%〜約5重量%の量で存在する可塑剤をさらに含む請求項19記載の感圧接着剤組成物。 請求項22 約1重量%〜約5重量%の量で存在する、少なくとも1つのフィラーおよびレオロジー調整剤をさらに含む請求項19記載の感圧接着剤組成物。 請求項23 約2重量%〜約8重量%の量で存在する乾燥剤をさらに含む請求項19記載の感圧接着剤組成物。 請求項24 約0.1重量%〜約0.5重量%の量で存在する酸化防止剤をさらに含む請求項19記載の感圧接着剤組成物。 請求項25 約2重量%〜約5重量%の量で存在するカーボンブラックをさらに含む請求項19記載の感圧接着剤組成物。 請求項26 約0.1重量%〜約0.5重量%の量で存在する安定剤をさらに含む請求項19記載の感圧接着剤組成物。 請求項27 前記硬化していないゴム状ポリマーの混合物は、エチレン・プロピレン・ノルボルエナジンターポリマー、エチレン・プロピレン・ジシクロペンタジエンターポリマー、エチレン・プロピレン・ヘキサジエンターポリマー、クロロブチルゴム、ポリイソブチレン、ハロゲン化ブチルゴム、ならびにp−メチルスチレンおよびイソブチレンのハロゲン化コポリマーからなる群から選択される請求項19記載の感圧接着剤組成物。 請求項28 前記硬化していないゴム状ポリマーの混合物は、約1重量%〜約5重量%の量で存在するエチレン・プロピレン・ノルボルエナジンターポリマーまたはエチレン・プロピレン・ジシクロペンタジエンターポリマー、約2重量%〜約10重量%の量で存在するエチレン・プロピレン・ヘキサジエンターポリマー、約5重量%〜約25重量%の量で存在するクロロブチルゴム、および約2重量%〜約10重量%の量で存在する第1のポリイソブチレンを含む請求項19記載の感圧接着剤組成物。 請求項29 前記第1のポリイソブチレンは約100,000超の粘度平均分子量を有する請求項28記載の感圧接着剤組成物。 請求項30 約100,000未満の粘度平均分子量を有し、約0.1重量%〜約3重量%の量で存在する第2のポリイソブチレンをさらに含む請求項30記載の感圧接着剤組成物。 請求項31 前記感圧接着剤組成物は、硬化していない場合は、約5ポンド毎平方インチ(psi)(約34kPa)〜約40psi(約275kPa)の引っ張り強さを有し、硬化している場合は、約50psi(約344kPa)〜約100psi(約687kPa)の引っ張り強さを有する請求項19記載の感圧接着剤組成物。 請求項32 基材に取り付けることができるソーラーモジュールアセンブリであって、前記ソーラーモジュールアセンブリは、底表面を有するソーラーモジュール、第1の表面および第2の表面を有する接着剤層であって、前記第1の表面は、前記ソーラーモジュールの底表面の少なくとも一部分と接触し、前記接着剤層は、約10重量%〜約60重量%の量で存在する、硬化していないゴム状ポリマーの混合物、約5重量%〜約25重量%の量で存在する少なくとも1つのタッキファイヤー、および約1重量%〜約5重量%の量で存在する硬化剤の混合物であって、前記タッキファイヤーは、フェノールのタッキファイヤー樹脂を含み、前記硬化剤の混合物は、硬化促進剤、硫黄活性剤、および硬化加硫剤を含む少なくとも1つのタッキファイヤーおよび硬化剤の混合物、および約20重量%〜約60重量%の量で存在するポリブテンホモポリマーを含む接着剤層、ならびに前記接着剤層の第2の表面を覆う剥離ライナーであって、前記剥離ライナーは、前記接着剤層から取り外すことができる剥離ライナーを含み、前記接着剤層は、前記剥離ライナーが取り除かれ、前記ソーラーモジュールが前記基材に取り付けられた後に硬化する、ソーラーモジュールアセンブリ。 請求項33 前記接着剤層は、前記基材に、室温で塗布された24時間後に、約20ポンド毎平方インチ(約137kPa)〜約30ポンド毎平方インチ(約206kPa)の剥離強度を有する請求項32記載のアセンブリ。
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